
曽我部恵一&Rose Recordsのサイトが一緒になってリニューアルされていた。すげぇなぁ、と思ったのがLiveの項目。7月17日にやったライブの映像(ベースに田中貴が参加したライブで、"s a m p o"を演奏)が公開されている。"Strawberry"以降、自分の曲をJASRACに登録しない傾向にある曽我部、自由で素晴らしいし、ファンのツボを押さえていると思う。そりゃ昔からのファンだったら、ベースを弾いてる田中貴の映像は観たいだろうよ!
ところで、Rose Records先行販売だった"Love Letter"、4日早く手に入れて毎日聴いてたものの、音質の悪さは指摘されていたものの「ロックンロールだから」の一言でオールOKだった"Strawberry"に比べて、"Love Letter"は「変な違和感」があった。その違和感の糸を辿っていくと、曲順だった(音質の良し悪しについては、個人的には全然気にならない)。
曲順、変じゃない?ミドルテンポからサビでエモ・パンクになる"バタフライ"が1曲目だったり、名ロッカゴスペルソング"ジュークボックス・ブルース"の勢いを"ねむれないあの娘のために"で削いだり(ハルコロックとかセブンティーンに繋げて欲しかった)、なんか聴いてて"曽我部恵一の待望の4枚目のオリジナルアルバム"を聴いてる感じがしなかった。そう、最初通して聴いたときに「あー、こないだ買ったKINKSのベスト盤聴いてるような感覚に似てるなぁ」だったんだ。各曲はさすが、というかいい曲ばかり、ライブで聴いたらさぞかし気持ち良かろうなぁ、っていう素材が揃ってるのに、通して聴くと「んー?」。この感覚はベテランバンドのシングルベストを聴いたときの感覚と似ている。曲はいいんだけど、シングルベストにコンセプチュアルな意味は無いから散漫に聴こえてしまう。
曽我部ってサニーデイ時代からアルバムのコンセプトや曲順にはこだわってきたハズ。なのに今作はなんで?と思ってたんだけど、リニューアルされたウェブサイトのインタビューを読んで判明した。
この北沢夏音の解釈が非常に目からウロコで、"Love Letter"に対する自分の考えが次のフィールドに推し進められたような感じがする。前作"Strawberry"はロックンロールで制御された曽我部をパッケージングしたものならば、今作は2005年のある月の素の曽我部を生のままお召し上がり下さい、的な意味合いということなのかな。あー、なんかわかるぞ、それ。4thアルバムじゃなくて、2005年4月ぐらいの曽我部、って呼べばより正確だったりするのかな。
実際、この"Love Letter"は名盤じゃないと思う。「曽我部を聴きたいんだけど、何お勧め?」と言われたら、多分これからもずっと"Strawberry"を勧めると思う。ただ、曲自体のクオリティは"Strawberry"に引けを取らないし、やり方によってはこれを名盤にすることも可能だったんだろうけど、そうならなかったのは、まぁ、2005年4月ぐらいの曽我部、だったからなんだろうなぁ、と思ったり思わなかったり。
久々の長文だ。自分でも何書いたかわかんないや。
でも、"ねむれないあの娘のために"のアレンジってライブのほうがいいよね。

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